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コラム メンタルヘルス

メンタルヘルスコラム②異国という環境の変化

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前回の麻子先生のコラム「海外駐在員とその家族のストレス」に引き続き、
今回は、駐在員やその家族が感じるストレスの原因となる「異国という環境」についてです。
「お仕事で海外に行けるなんて素敵」という華々しいイメージとは異なる、現地の駐在員とその家族の奮闘ぶりが伺えます。

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ストレスにも様々な要素がある中、アメリカという異国に住むことの環境の変化はとても大きく、駐在員が抱えるストレスの一つでもあります。住む国が違うと言う事は、言語が違う、食べ物が違う、文化が違う、そして習慣も違うわけです。

例えば、日本は交通の便がとても便利です。
いたるところに、バスが走っているし、電車で通勤移動は日常茶飯事。
でもアメリカは真逆で、大都市に行かない限り、車通勤がほとんどです。
シカゴの市内であれば、電車通勤の人が多いですが、郊外や田舎に行けば行くほど、車での移動が当たり前となるのです。

そうなると、車を運転するにも、左ハンドルだけど、右車線を走らなくてはいけない、標識も英語、信号の色まで違うわけです。そうかと思えば、住む町によっては、タクシーも5台あるかどうか。
公共のバスや電車さえ走っていない町もあるのです。

単身で駐在をしているのであれば、余計に不憫さを感じる駐在員が多いのも確かです。日本では、家族と一緒に生活をしていたけれど、朝・晩家にいても一人で何から何まで自分でこなさなくてはいけないだけではなく、家族と離れ離れになり寂しい毎日を過ごす生活になるのです。自炊をしたことのない駐在員であれば、外食が多くなるのも確か。

シカゴは基本的に日本食レストランが豊富な地域です。
日本のスーパーも数件あるので、日本食をゲットすることは難しい事ではありません。
日本食が恋しくなっても、日本食レストランが近くにある環境なので、シカゴ近郊に住んでいる駐在員はまだ恵まれている方です。
小さい町での駐在生活であればあるほど、日本食レストランさえも一件あればよいかもしれません。
日本のスーパーで買い出しするにも、運転で数時間かけて行かなければ日本食を手に入れる事が出来ないという現実もあります。それもストレスですよね。

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家族が一緒に来ている場合は、駐在員のご主人が、家族の為に様々な手続きを行う事も稀ではありません。
その理由の一つとしては、駐在員のほとんどの奥さんは、普段から英語とはかけ離れた生活をしていることもあり、英語でアメリカ人とのやり取りを苦手意識としている方々が多いです。

もちろん、奥さんの中でも、以前スチュワーデスをしていたり、留学をした経験があったり、英会話を日本で学んでいた方々もいます。
そのような方々は英語を使うアメリカ生活を苦に感じないかもしれません。
でも、それはほんの一握りにも達しないぐらいの人数です。

駐在員のご主人で英語が堪能であれば、英語での交渉などは苦ではないかもしれません。
でも英語がそこまで得意ではないと思う駐在員の方にとっては、英語でのやり取りはとても大変でもあります。
特にお子さんの学校の先生との英語での面談や、アパートまたは一軒家の大家さんとのやり取り、車の免許、保険などの対応などとアメリカ生活をしていく上で、必要不可欠なことを英語でやり取りをすることもストレスだと感じます。

日本に住んでいた時は日本人として、メインストリームの中でいろんなことをこなすことが出来た訳で、それがある意味当然でもあったわけです。
異国のアメリカに住むと言う事は、日本人はマイノリティーであり、アメリカでの生活をこなしていく上で、すべて一から学びなおさなければいけないという面は、とってもストレスを感じずにはいられないものでもあります。

【この記事の著者】
保市麻子さん写真

マインドフルプロフェッショナルカウンセリング
全米・イリノイ州認定臨床心理カウンセラー 保市麻子,NCC,LCPC

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