2019年9月26日 更新

駐在経験で身についた習慣

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10月に夫が香港赴任となったのですが、その頃、私は妊娠8カ月、まだ仕事もしていました。

その為、夫は1人で先に渡航し、私は日本にとどまり、年末まで働いたのち産休に入り、年明けに日本で出産。
産休明けのタイミングで退職、子どもが生後3カ月になるタイミングで香港入りしました。

私にとって初めての育児、初めての専業主婦、初めての駐在妻としての生活がスタートしました。

知り合いも友達も全くいない、見知らぬ土地で、頼れるのは夫のみ。その頼みの夫も出張で不在がち。

本当に孤独な新生活のスタートでした。

お友達を作ろうと近所の公園やマンションのプレイルームに行ってみても、聞こえてくるのは耳慣れない広東語。

寂しさに押しつぶされそうになっていた時に、月齢の近い日本人のママの集まりがあることを知り、藁にもすがる思いで、バスを乗り継いで、参加してみることにしました。

そこで近所に住んでいるママと知り合ったのですが、なんと、出会ったその日に私たち母子を家に呼んでくれたのです!!!

私にとってありえないことでした。

出会ったその日に家に呼んでくれる、なんていうことは、私にとって生まれて初めてのこと。

親切に丁寧に色々なことを教えてくれて、そのお友達の温かい気持ちに接した時の感動を今も忘れることができません。

それまでの私は困った人がいても、見て見ぬ振り、関わらないこと、口を出さないことがマナーだと思っていたし、簡単に人を信用してはいけないとさえ思っていました。

でも海外ではみな、まわりに親戚も昔からの友人もいないので、そこで知り合った友達同士で力を合わせて助け合いながら生活していく必要があることを知りました。

それからは、香港に赴任したばかりのママがいると聞けば、自分から声をかけるようになりました。

人に手を差し伸べることは勇気のいることです。でも少しのお節介によって、心が救われる人がいるということを知ることができました。

インターネットから得られる情報は限られています。

生きた情報や本当に必要な知識は、人と人との繋がりの中で得ることができるのではないでしょうか。
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この記事のキュレーター

みいまま みいまま

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