2019年9月24日 更新

ホンネトーク!~不自由と感じたこと~

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日本の安心・安全を改めて実感する出来事

シリコンバレーに住んでいたころの話です。
私は車で娘の学校の送り迎えをしていましたが、ある日、自宅アパートの地下駐車場で、車上荒らしの被害に遭いました。

アパートの敷地に入るにはゲートがあり、各棟の地下駐車場にもゲートがあって、基本はリモコンを持っている住人しか出入りしません。

でもゲートを開けて通過した後、1,2分して自動に閉まるタイプなので、通りすがりの人でもすんなり入れてしまいます。
とはいえ、白昼堂々、娘を学校に送って行った朝8時すぎから昼2時ころ迎えに行くまでの数時間に起こった出来事です。

人生初の犯罪被害に怖くて体が震えましたが、とにかくお迎えの時間が迫っているので、娘のお迎えをお友達にお願いしなくてはいけませんでした。

すぐに電話しようにも、娘の通う学校には日本人がいないので、車上荒らしにあったことを英語で説明しなければなりません。
そこで、先に日本人の友達に電話して車上荒らしを英語で何というのか教えてもらいました。
Vandalismとかいう単語もあったようですが、Someone broke my carとかなんとか単語を並べて、あとは必死さでアピールです。

学校のお友達に何とか娘のことを頼んだあと、自宅アパートの管理事務所へ行って状況を説明し警察を呼んでもらおうと思ったら、「自分で警察に連絡して、警察から事件番号もらったらこっちにも教えて」とあっさり断られ。

警察に電話でうまく説明できる自信がなかった私は、娘を送り届けてくれたお友達に頼んで、近くの交番まで連れて行ってもらいました。

交番でなんとか事態を説明するも、お巡りさんは犯人を捕まえようと出動する気配は一切なく、保険で処理するのに必要な事件番号を紙に書いておしまいです。

現場検証でもするのかと思っていたのに、かなり拍子抜け。私の場合、車は傷つけられたものの人が傷つけられた訳でもなく、大金を盗まれた訳でもないのでかなり小さな事件の扱い。

カリフォルニア州は予算が少なく、警察も人手不足なのでこんなことには構ってくれません。
周りの人からは「犯人と遭遇しなくて、良かったと思うしかない」と慰められ、やりきれない気持ちで帰りました。
もちろん、割られた窓ガラスと警報サイレンが鳴らないようにクラクションのコードが切断されていて、その修理代をしっかり払わされました。
保険を適用してもいくらかは自己負担になるので、悔しさだけが残る事件でした。

本当に、英語が自由に使えない不自由さ!
警察に頼ろうにもまともに対応してくれない不自由さ!
日本って安全でいい国だな、帰りたいなと思う瞬間です。
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