2019年10月18日 更新

【オランダ手記】日本人学校と現地校との交流

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現地校との交流ホームステイ

 娘の通う日本人学校は、古くからオランダ現地校との交流ホームステイを毎年行っています。2学期の終わりにオランダ現地校の生徒が泊まりにきて、3学期には日本人学校の生徒がオランダ人のご家庭へ泊りに行きます。私の娘も小学部6年生の時に体験しました。

 こうした学校行事は親のボランティアが要です。宿泊受け入れをする家庭、学校でのお手伝いなど、全家庭が参加して行われました。

食を通してオランダの子と交流

 2学期、現地校が来校した際、我が家はアパート住まいで部屋数が少なく、客用ベッドも布団もなかった為、宿泊受け入れは出来ませんでしたが、友人宅で夕食の支度をお手伝い、3家族で食べ物を持ち寄り一緒に食べました。娘たちのパートナーとなる女の子ペアは英語も話せる子だったので、英語でコミュニケーションを取りながら楽しく過ごしました。

 夕食のメニューは、日本らしいものよりオランダの子たちが食べれそうなものを考え、グラタンやハンバーグ、ピザを用意しました。グラタンもハンバーグも、オランダ人の子ども達に、とても好評でした。

 他のグループでは自分の子どもが食べるのを見込んで、そうめんやちらし寿司などの日本食をテーブルの話題添えに並べたところもあったようです。

 ちなみに、学校では調理実習を行い、カレーライスを日本人学校の生徒がお手本となって、現地校の生徒たちと一緒に作り、ランチタイムに皆で食べていました。オランダ人の生徒たちは、おかわりする子もいれば口に合わず残す子もいて多様でした。

国籍を超えた子ども同士のふれあい

 3学期の現地校へ訪問の際、娘がお世話になったお宅はお父さんが航海士だそうで2か月に一回しか帰宅せず、その日もご不在だったとか。近所のクラスメイトも泊まりに来ていて、娘ともう一人の日本人とあわせて4人でパジャマパーティをしたそうです。

 2度の交流を通じて、名前も覚えて英語でお互いのことを話し、すっかり仲良くなった子どもたち。最後、現地校を出発するお見送りではオランダ人の女の子が感極まって泣いていたそうです。短い時間の中でも、しっかり交流できたのだなと実感する一幕でした。
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