2019年10月1日 更新

海外赴任が決まったら、持ち家はどうする?空き家にせず賃貸に。

経験者にお話をお聞きしました。

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海外赴任が決まったら、気になる事の一つが住宅に関すること。
今現在住んでいる自宅が持ち家の場合、2つの選択肢が出てきます。
1つ目は「空き家の状態にし、親戚などにお願いして空気の入れ替えなどメンテナンスをお願いする」
2つ目は「賃貸物件として貸し出す」ことです。
人によってそれぞれ事情がありますから、どちらをとるかは悩むところ。
こちらでは、持ち家のマンションを賃貸に出された方のお話を伺いました。

よしみんさんの場合

【5人家族、アメリカに5年6カ月滞在】

もともと夫婦お互いの地元にゆかりのない地域で、分譲マンションを中古で購入し住んでいたわが家族。
降ってきた転勤話は海外赴任だったため、条件を検討することにしました。

✔    帰任地は基本的に変更がない(オットの部署は国内では現勤務地にしかない)
✔    不在の間、家を管理してくれそうな親族は思い当たらない
✔    一時帰国しても、立ち寄る予定はない
✔    ローンの支払い期間の残りは全体の約2/3
✔    赴任期間は伸びる可能性がある(5~10年)

  ※これについてはアメリカの年金制度上、長期にわたって駐在員を入れ替えないことが会社の不利益になるよう2000年台に変更があったようで、むやみに長期駐在させる会社は減っているようです

以上の点から、不動産会社に委託して分譲貸し(条件なし)としました。
不動産屋さんの検討については、残念ながら精査していません。
ですが、大手ではなく、少なくとも地元のことを詳しくご存じであろうと思われる地場の業者さんに依頼しました。

条件なしとはいえ、希望を伝えることはできましたので

◎お子さんを含む家族
◎賃貸契約を結ぶ相手が法人(いわゆる会社借り上げ)

としました。

また国内親族も私たちも遠方のため、

◎連絡はe-mailでしていただくこと
◎いざというときは実家の父に手続きを代行してもらうこと

を了解してもらいました。

オットが出発してからほどなく私たちも実家に引き上げる準備をし、マンションから荷物を出す手配を整えて不動産屋さんに物件を預けました。

それから私たちの赴任まで3か月ほどありましたが、その間物件内覧は数件、結局貸せることが決まったのは渡米の数週間前でした。
当時は決まったというだけでほっとしたものです。
赴任期間中には、入居者さんの変更があったり、メンテナンスの要望が入ったり、それなりの出来事もありましたが、実家の両親の助けもあり、何とか帰国の時を迎えることができました。

最後1年ほどは入居者さんの募集を控えたため、収入はありませんでしたが、帰国して入ったマンションは住むに問題ない綺麗さでした。

帰任のタイミングも比較的突然決まったのですが、日本に帰るべき住所があり、それをもとに本帰国準備のための急な一時帰国することもなく、アメリカに居ながらにして子どもたちの就学環境を整えることができたことが一番のアドバンテージでした。

帰国後4年になろうというところですが、現在もそのマンションに暮らしております。
よしみんさん、取材のご協力ありがとうございました。
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