2019年9月24日 更新

【オランダ手記】ある日、突然の来訪者。~海外で安全に暮らすということ~

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業者の突然の訪問

我が家は分譲アパートで、部屋ごとにオーナーが違います。
私たちのオーナーは、不動産会社なので家に関する相談は割とスムーズで、仲介を挟むような物件よりは対応が早いように感じます。

何か修理があったり訪問予定があるとき、不動産会社から事前に連絡があるのが一般的ですが、ある日、突然朝からアポなしでガスと電気のメーター交換だと言う業者が来ました。
日本であれば、ガスも電気も会社名が分かりますが、オランダで有名なガス・電気会社の名前は知りません。

業者の説明によると、このアパート全体でメーターの取り換え時期がきているので、全世帯のメーターを無料で交換すると言います。

初めての経験で疑いようもなく・・・

オランダに引っ越してきて半年、何もかもが分からない・知らないことだらけで、感覚がマヒしていたのか、日本だったら聞いた事のない社名の業者を相手にしないのに、私はその業者を疑うこともなく対応していました。

初めは「あと30分で外出するので」と帰ってもらおうとしましたが、20分で作業を終えるからと食い下がるので、しぶしぶ任せることに。
作業は本当に早くて、取り付けはあっという間に完了。これで終わりかと思ったら、最後の点検でガス漏れが発覚。しかも、それは取り換え作業では触っていないところから。
ずっと前から微量のガス漏れが続いていたのだと言い、これをそのまま放置出来ないから今度は修理業者を呼ぶという。

なんだかややこしくなってきた。

夫に連絡、もしかして怪しいかも?

修理をするならオーナーにも報告せねば、とやっとここで夫に電話をしました。
状況を説明すると、夫の第一声は「そんな予定は聞いてない。その業者、怪しくないか?」という疑いの声でした。私はその時はじめて、自分の不用心さに気づき、怖くなりました。

それから夫と業者とで直接話をしてもらい、勝手に修理の同意はできないからオーナーに確認を取ってすぐ折り返し連絡する。ということに。

事なきを得たが、危機感の薄さを痛感

結論は、メーターを交換すること自体は問題なく、ガス漏れもすぐに修理してもらって事なきを得たのですが、この一件で自分の海外で生活することに対する危機感の薄さを思い知りました。

知らない訪問者は、まず確認。色々なことに対しても知らなくてもなんとかなるという慢心が思わぬ危険を招くことにも。良い戒めになりました。
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