2019年9月19日 更新

麻しん(はしか)の予防接種は受けていますか?海外渡航前に確認しておきましょう。

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日本のいくつかの地域で、麻しん(はしか)の発症の報告がされています。
麻しん(はしか)は感染力が強く、感染してしまうと90%以上が発症し、それに伴う合併症もあります。
年代によっては、接種が1回のみの方もいるので、免疫がついているかどうかも気になるところ。
こちらでは、海外渡航を控えている方は、麻しん(はしか)についてどんな点を気を付けるべきなのか、ご紹介したいと思います。

麻しん(はしか)とは?

まず、麻しんの感染力や症状、ワクチンについて、あらためて確認しておきましょう。

【感染力とその経路】

麻しんは人から人へ感染します。その感染力は強く、経路は主に以下のとおりです。
・空気感染
・飛沫
・接触感染

手洗いやマスクでの予防はできないため、予防接種が一番有効といえます。
感染した場合、90%以上の人が発症します。

【麻しん(はしか)の主な症状】

感染後10~12日で発症

38度前後の発熱が2~4日間。
咳・鼻水・くしゃみ・倦怠感を伴う。
結膜炎症状(結膜充血・目ヤニ・光がまぶしい等)
乳幼児は下痢・腹痛を伴うことも。

その後発疹が出現。(耳の後ろ、頚部、前頭部から出始める)

翌日には顔面、耐幹部、上腕にも発疹が出る

2日後には四肢末端にまで及ぶ

発疹後3日~4日で解熱、次第に軽快していく
※主症状が回復しても、免疫は低下しているので、他の感染症には注意が必要です

【合併症】

全体の30%にものぼる麻しんに伴う合併症には、以下のものがあります。
これらのうち「肺炎」と「脳炎」は、麻しんによる2大死因です。
・肺炎
・中耳炎
・クループ症候群
・心筋炎
・脳炎
・亜急性硬化性全脳炎
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