目次
麻しん(はしか)の予防接種
【国内で接種されている麻しん(はしか)のワクチンの年代と種類】
■1978年 定期予防接種に導入される
■1989年~1993年 定期予防接種時にMMRワクチン(麻疹風疹おたふくかぜ混合)を選択可能に
→その後おたふくかぜワクチン由来の無菌性髄膜炎の多発により接種中止
■2006年4月~現在 定期予防接種としてMRワクチン(麻しん風しん混合)
■1989年~1993年 定期予防接種時にMMRワクチン(麻疹風疹おたふくかぜ混合)を選択可能に
→その後おたふくかぜワクチン由来の無菌性髄膜炎の多発により接種中止
■2006年4月~現在 定期予防接種としてMRワクチン(麻しん風しん混合)
【予防接種法では、定期予防接種をどのタイミングで接種する?(2006年度~)】
<第一期> 1歳児
<第二期> 5歳以上7歳未満で小学校入学前1年間
※2008年度から5年間の時限付きで第三期(中学一年生)第四期(高校三年生)
※使用ワクチンはMRワクチン(麻しん風しん混合)
<第二期> 5歳以上7歳未満で小学校入学前1年間
※2008年度から5年間の時限付きで第三期(中学一年生)第四期(高校三年生)
※使用ワクチンはMRワクチン(麻しん風しん混合)
【複数回接種する理由は?】
①1回の接種で免疫がつかなかった子どもたち(数%程度)に免疫をつけるため
②1回の接種で免疫がついたが、時間の経過とともに免疫が減退したものを強固にするため
③1回目に接種しなかった子どもたちの接種のチャンスとして
②1回の接種で免疫がついたが、時間の経過とともに免疫が減退したものを強固にするため
③1回目に接種しなかった子どもたちの接種のチャンスとして
海外渡航と麻しん
では、海外渡航を控えている方は、どういった点を注意すべきなのかご紹介します。
【感染の恐れのある地域も】
日本をはじめ先進国は麻しんの2回接種をおこなっているため、患者数は極めて少なく、麻しん排除を達成する国が増えています。
しかしながら、中国、インド、モンゴル、パキスタン、ナイジェリアなどのアジアおよびアフリカ諸国は、多数の患者の報告があります。
麻しんにかかったことのない方が海外へ渡航する場合は、予め予防接種歴を確認し、予防接種を受けていないもしくは不明の場合、受けることをお勧めします。
しかしながら、中国、インド、モンゴル、パキスタン、ナイジェリアなどのアジアおよびアフリカ諸国は、多数の患者の報告があります。
麻しんにかかったことのない方が海外へ渡航する場合は、予め予防接種歴を確認し、予防接種を受けていないもしくは不明の場合、受けることをお勧めします。
【海外で麻しんになってしまうと・・・】
麻しんの発生がない、またはとても少ない地域で麻しんを発症してしまうと、
感染拡大防止のため、本人はじめ周囲の方も行動を制限される場合があります。
感染拡大防止のため、本人はじめ周囲の方も行動を制限される場合があります。
【海外渡航者の中で、気を付けたいのはこんな方】
以下の方は、渡航前にかかりつけのお医者さんに相談しましょう。
■定期接種の時期ではない方で、一度も接種を受けていない方
■平成2年4月2日以前に生まれた方は、1回接種の場合が多いようです。医療従事者や学校関係者・保育福祉関係者など、麻疹にかかるリスクのある方、かかった場合に周囲への影響が大きい方は、接種履歴を確認し、2回目の接種について医師に相談しましょう。
※麻しんの単独ワクチンの代わりに、MRワクチンを接種することについては、特に問題はなく、同時に風疹を予防することにもつながります。 しかし、MRワクチンは生ワクチンなので、妊婦さんは接種ができません。また、接種後2か月は避妊が必要です。
■定期接種の時期ではない方で、一度も接種を受けていない方
■平成2年4月2日以前に生まれた方は、1回接種の場合が多いようです。医療従事者や学校関係者・保育福祉関係者など、麻疹にかかるリスクのある方、かかった場合に周囲への影響が大きい方は、接種履歴を確認し、2回目の接種について医師に相談しましょう。
※麻しんの単独ワクチンの代わりに、MRワクチンを接種することについては、特に問題はなく、同時に風疹を予防することにもつながります。 しかし、MRワクチンは生ワクチンなので、妊婦さんは接種ができません。また、接種後2か月は避妊が必要です。
参考サイト
麻しんについて|厚生労働省
麻しんの発生状況、対処法、ワクチンなどについて解説いたします。